World Wine Bar by Pieroth

世界のワイン文化に出会い、知識を深めるワインバー

ワインと出会うきっかけを提供する
:ピーロート・ジャパンの事業内容について教えてください。
弊社はドイツに本社を持ち、ワインの販売やその関連事業を中心とする会社です。歴史は古く、ドイツで17世紀からワイン生産に携わっていた文献が残っています。
現在、日本においては主にワインの輸出入や卸し、個人向けの「ホームワインテイスティング」、ワインに関連するセミナーなどを行っています。
セールス プランニング マネージャー
竹林 克己さん
2013年4月現在
:「ホームワインテイスティング」とは何ですか。
「ホームワインテイスティング」は、個人のお客様のお宅を販売員が訪問し、試飲・購入をしていただくことで、多くのワインと出会う機会をご提供するものです。弊社がドイツでホームワインティングを開始して今年で60周年を迎えました。日本では44年になります。今では、日本全国34カ所に営業所を構え、世界16カ国の商品を個人や飲食店経営のお客様に向けて販売しています。
また、2010年に「ワールド・ワインバー」という直販店&バーを羽田空港にオープンして、その後、恵比寿三越、新千歳空港、関西国際空港に展開し、本年4月にナレッジキャピタルと東京・御茶ノ水に出店することになりました。
:「ワールド・ワインバー」とはどんなお店ですか。
「ワールド・ワインバー」は、直販コーナーとバーコーナーからなり、世界各国のワイン、シャンパーニュを、洋風軽食と共に気軽に楽しんでいただけます。既存店は、空港内などの「旅」の拠点で展開してきましたが、これにはワインから異国の土地に思いを馳せてもらいたいという思いがあります。
:「ワールド・ワインバー」では、どんなサービスが提供されていますか。
これまでは、恵比寿三越店で定期的に開催している「ワインテイスティング・セミナー」などを通して、単なる飲食店ではなく、ワインを広くお客様に知っていただける場所づくりを目指してきました。
長くワインに親しんできたお客様にとっては新しいサービスとして、ワインに触れる機会の少なかったお客様にはきっかけづくりになればと考えており、ナレッジキャピタルでは「ワールド・ワインバー」の新たな試みとして、今までの店舗をより発展させたサービスを提供していきます。
世代を越えたコミュニケーションの場に
:今回の店舗の特徴についてお聞かせください。
ワインを中心とした飲食と直販、テイスティング、セミナーは今までどおりに提供しつつ、これまでの店舗で一番大きな空間を生かしたイベントの計画を練っているところです。
例えば、ワインの生産者自身に店舗に立ってもらい、お客様に直接その商品を伝える機会の提供。モニターを使って海外の生産者を中継し、まだ日本で売られる前のワイン・テイスティング体験などを模索しています。
また、ナレッジキャピタルの他の施設を利用した大規模なワインフェスティバルや、ナレッジキャピタルの他の出店社様とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいきたいですね。
:ナレッジキャピタルに出店することで、何を目指していますか。
ワインは少しだけ知識や説明を必要とする飲み物だと思います。「ナレッジキャピタル=知的創造拠点」という場において、ワインという飲み物に対して敷居が高いと感じているお客様に、憧れや歴史が培った文化的な格調は保ちながら、“少しだけ”敷居を低く感じてもらいたい。
ワインという文化に少しでも触れていただくことで、弊社が生産者とユーザーの橋渡し役となれたら幸いです。
また、ワインの生産は長い年月を必要とするため、その技術は次々と若い世代へ引き継がれていきます。
現在、ワインを愛好されている層の多くを占める、30代から更に上のシニア層から、ワインを楽しむ文化が若い世代にも引き継がれていき、ユーザーと生産者双方で世代を越えたコミュニケーションの場となってほしいです。ワインは一人で飲むよりも、誰かと一緒に飲む方がきっと楽しいものですから。
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